有効求人倍率と働き先とのミスマッチを考えてみた
「有効求人倍率」と、云う言葉を、良く耳にする様になったのではないでしょうか。これは、求職者1人に対して求人が何人あるかと云う事を示す指数です。従って1倍を超えていれば求職者に就職先がほぼ全員にあると云う事で、長いデフレ傾向から脱し様々な業種で雇用が活性化されて居り、現状では常に1倍以上を保っている状況です。ですが、本当に求職者が働きたい会社に就職できているかと言えば、懐疑的にならざるを得ません。多くの業種で人手不足が深刻であると云うニュースが流れていますが、有効求人倍率通りであれば、人手不足も少ない筈です。このミスマッチは、求職者が求める職種と企業側が求めている職種に大きな隔たりがあるからでしょう。やはり、労働者としては単に賃金のみではなく、自身が働きやすい環境であるかと云うのは重要なポイントですから、この様な状況になってしまっているのでしょう。そして、求職者の側も職種のみで白黒を決めてしまうのではなく、広く情報を求めて何か呑める条件があったのであれば、チャレンジしてみる事で自分の新しい可能性に気付くきっかけになるかもしれません。